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ー不動産売却前に確認したい金銭消費貸借契約書の重要ポイントー

金銭消費貸借契約書とは何か

不動産を購入する際に住宅ローンを利用した場合、金融機関との間で金銭消費貸借契約書を取り交わします。この契約書には、借入金額や返済期間、適用金利、返済方法、遅延した場合の取り扱いなど、住宅ローンに関する重要な条件がまとめられています。不動産売却を考え始めたときは、まずこの契約書を確認し、現在の借入状況と売却時に必要な手続きを把握することが大切です。

特に確認したいのは、売却時に住宅ローンを一括返済する場合の条件です。住宅ローンが残っている不動産には、一般的に金融機関の抵当権が設定されています。買主へ所有権を移転するためには、売却代金などを使ってローンを完済し、抵当権を抹消する必要があります。契約書には、期限前返済の申込方法や手数料、事前連絡の期限が記載されていることがあります。

ただし、契約後に金融機関の手続き方法や手数料が変更されている場合もあります。契約書だけで判断せず、ローン残高証明書や返済予定表も確認し、金融機関へ最新の手続き方法を問い合わせましょう。書類が見つからない場合は、金融機関に再発行や契約内容の確認が可能か相談すると安心です。

不動産売却前に確認する契約内容

金銭消費貸借契約書を確認するときは、借入残高だけでなく、繰上げ返済や全額返済に関する条項を丁寧に読みましょう。売却予定日に合わせてローンを完済するには、金融機関へ事前に申し込み、指定された書類を提出しなければならないことがあります。連絡が遅れると、予定していた決済日に抵当権抹消の書類を用意できない可能性があるため注意が必要です。

また、固定金利期間中の解約条件や期限前返済手数料も確認したいポイントです。商品によっては、全額返済時に一定の手数料がかかる場合があります。売却価格が住宅ローン残高を上回っていても、仲介手数料や登記費用、引っ越し費用などを差し引くと、手元に残る金額が少なくなることがあります。そのため、契約書に記載された費用と売却に必要な諸費用をまとめて計算することが大切です。

連帯債務やペアローンを利用している場合は、契約者ごとの借入内容も確認しましょう。夫婦や親子で住宅ローンを組んでいる場合、片方の契約だけを確認しても全体の残債を把握できません。金融機関ごとの残高や返済条件を整理し、不動産会社にも共有しておくと、売却後の不足金や必要な自己資金を早めに判断できます。

契約書確認から売却完了までの進め方

不動産売却をスムーズに進めるには、契約書の確認と同時に金融機関へ連絡し、売却予定であることを伝えましょう。そのうえで、売却予定日時点の一括返済額、返済の申込期限、必要書類、抵当権抹消書類の受け取り方法を確認します。一括返済額は毎月の返済予定表に記載された元金残高と一致しないことがあるため、必ず金融機関が算出した金額を基準にしてください。

次に、不動産会社の査定額から住宅ローン残高と売却費用を差し引き、完済できるかを確認します。売却価格で完済できない場合は、自己資金で不足分を補う方法や、住み替えに対応したローンを検討することになります。資金不足が判明してから慌てないよう、売買契約を結ぶ前に収支を整理しておくことが重要です。

決済日には、買主から受け取った売却代金を住宅ローンの返済に充て、金融機関が完済を確認した後に抵当権抹消の手続きを行います。通常は不動産会社や司法書士、金融機関が連携して進めますが、売主自身も必要書類と当日の流れを把握しておくと安心です。契約内容に不明点がある場合は自己判断を避け、金融機関や司法書士などの専門家へ早めに確認しましょう。

2026.07.24